ドッグトレーナーとは
DOG TRAINER
DOG TRAINER
ドッグトレーナーは人と一緒に暮らしていくためのマナーを教えるのが仕事です。
「ドッグトレーナー」が行うのは普通のペットとして飼われている『家庭犬』の『しつけ』です。
TVや雑誌でよく耳にすることから、「ドッグトレーナー」と混同されがちな「犬の訓練士」とは、"対象”も"犬に教える内容”も全く異なります。
対象となるのは『盲導犬』『聴導犬』などの補助犬や『警察犬』 etc…(総称して「使役犬」とも言われる)で、人命に関わる仕事も多いため、厳しい訓練が必要となります。
その犬に仕事を教えるのが訓練士。犬との関係は「上司と部下」のようなものです。
対象となるのは普通のペットとして飼われている『家庭犬』。お散歩・トイレ・お留守番など、人と暮らしていくためのマナーをきちんと教えていきます。
犬との関係は「親子関係」に近いのが特徴です。また犬だけでなく、飼い主様をサポートするのもドッグトレーナーの大切な仕事。飼い主様とのコミュニケーションもとても大切です。
業種 | 対象 | 教える内容 | 犬と人の関係 |
---|---|---|---|
ドッグトレーナー | 家庭犬 | 人と暮らしていくためのマナー | 親子関係 |
犬の訓練士 | 使役犬 | 仕事を教える | 上司と部下 |
小型犬 | 1ヶ月 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 4ヶ月 | 5ヶ月 | 6ヶ月 | 9ヶ月 | 1年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
人 | 1歳 | 3歳 | 5歳 | 7歳 | 8歳 | 9歳 | 13歳 | 17歳 |
大型犬 | 1ヶ月 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 4ヶ月 | 5ヶ月 | 6ヶ月 | 9ヶ月 | 1年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
人 | 1歳 | 3歳 | 4歳 | 5歳 | 6歳 | 7歳 | 10歳 | 12歳 |
つまり、犬の1日は人間の10日にも値するため子犬の時の経験や過ごし方が、その後の犬生を大きく左右することになります。
子犬の大切な1日を無駄にしないよう、早い時期からのしつけ(トレーニング)をお勧めします。
子犬を自宅に迎えた初日から始めましょう。トイレは絶対に失敗させない方法(サークル内全面をトイレシートにすること)で、成功したらごほうびがもらえるチャンスだと教えていきます。
また、一瞬でも目を離せばその隙にイタズラや粗相など何をするかわからないので、子犬をひとりきりにしておくことは危険です。子犬が本能的に求めている安全で安心できる自分だけの‶巣穴のような場所”それがクレートです。子犬は自分の場所を汚さない習性があるのでクレートはトイレトレーニングにも活用できるのです。
体中を優しく撫でたりマッサージしたり、抱っこすることを毎日少しずつ何回も繰り返します。静かに足の指、耳、口の中を見ながら、将来トリマーや獣医に体を触られても気にせずいい子でいられるよう練習しましょう。
人を噛むことは良くないことを優しい方法で教えていきます。子犬があなたの手や足に歯を当ててしまうたび、遊びや構うことをすぐに中止してください。
あなたの声で歯が当たったことを伝え、サークルやクレートへ子犬を戻し、子犬から離れ見えないところへ移動しましょう。30秒待ってから、何事もなかったかのように穏やかな遊びや構うことを再開します。このルールをしっかり守れば、子犬は歯を当てずにあなたと楽しく遊べることを学ぶことでしょう。
将来、子犬が外へ出て経験する可能性のあるすべてのことを、最初の100日間で100個の新しいことに見せて触れさせる機会を作ってください!社会化は子犬の学習のなかで最も重要です。年齢や背格好の違う人々、形や大きさの違う他の犬、車、バイク、自転車、鳥、ネコなど、すべての動くもの、スケートボードやジョギングしている人…とにかくすべてのシチュエーションで。
→子犬の社会化には「パピーパーティー」が最適です!
子犬の乳歯が抜け、永久歯に変わるまでの5ヶ月の間に、噛んで遊べるオモチャがどれなのかを教えることはとても重要です。
様々な硬さ・素材・形、なおかつ安全で衛生的なオモチャは、歯の抜け替わりを助け、ストレスを軽減します。考えながら食べ物を獲得できる知育玩具は子犬の心を落ち着かせハッピーな気分にすることができます。
家族(飼い主)へ執着の強すぎる犬にひとりで留守番ができるように教えることは、分離不安といった精神的な病気を予防することにも繋がります。
子犬を安全なスペースへオモチャと一緒に入れ、定期的に短時間外出をしてください。出かける時と戻った時は、子犬に注目することなくごく自然に振る舞うことがポイントです。
手からドッグフードやオヤツを頻繁に与えることで、人の手は子犬のものを奪うのではなく、与えてくれるもの。と関連付けするのに役立ちます。
万が一、子犬が何か危険なものを口にしてもすぐに取り出せるように、子犬が持っているものより良いものと交換する練習を普段からしておくことをお勧めします。
子犬の体は1歳までに健康体の基礎が作られます。良質な食事を与えることで、健康で丈夫な子に育つことは言うまでもありません。有名なブランドメーカーのドッグフードが必ずしも良質とは限らないため、自分の目で内容物を確かめるようにします。第一主成分が肉・魚であること。
副産物、添加物、人工防腐剤、着色を避け、免疫システムを強化するビタミン、ミネラル、オメガ、野菜、フルーツ、ハーブなどが含まれているものを選び、その子の体質などに合わせてあげると良いでしょう。
犬種に合ったカラー(首輪)・ハーネス(胴輪)を選びましょう。
子犬のうちから散歩で引っ張らずに歩く練習をすることで、突進の力を分散させ、頚椎や気管食道、犬の喉を保護することにもなります。散歩のしつけ用具なども上手に使い分け、練習を開始しましょう。
楽しく簡単な方法で「おすわり・ふせ・まて・おいで」を教えることは、子犬との暮らしを快適にするために必要不可欠なコミュニケーションの手段です。
犬は家族(飼い主)を尊敬し愛する動物です。どこへでも連れて行けるようオービディエンストレーニングを活用し、毎日なるべく多くの時間を犬とのコミュニケーションに当てましょう。